乳歯は前歯3種類、奥歯2種類、上下左右で20本あります。
乳歯(子供の歯)は永久歯(大人の歯)に比べて小さく、エナメル質も薄いため虫歯になると広範囲に広がります。しかも短期間で神経の近くまで進んでしまいます。永久歯の虫歯では小さな虫歯でも乳歯だと大きな虫歯になってしまいます。
・虫歯の痛みを訴えることが無いまま進行し、発見が遅くなることもあります。
・見た目上問題なくても歯と歯の間から進んで、レントゲンで発見される場合もあります。
・学校健診で問題なしであっても、定期的に歯科医院で検査を行うことも必要です。
乳歯が虫歯になるといろいろと問題になります。どうせ生え変わるからと虫歯を放置するとよくありません。
・歯列不正 → 虫歯により隣の歯の位置がズレたり、早期に抜歯をすることで永久歯のはえるスペースがなくなり、歯並びが悪くなります。 ・食生活への悪影響 → しっかり噛めないため、噛まずに飲み込んだり、固いものを避けたりと偏食になります。しっかり噛まないと、顎の成長が悪くなります。 ・見た目 → 前歯が虫歯になると味噌っ歯になります。 |
乳歯は妊娠2、3か月ごろから、乳歯の歯胚(歯の芽)ができ始めます。そして妊娠4〜6か月ごろに石灰化が始まります。この石灰化の時にカルシウムが必要となります。
0~5か月 | 舌飲み期(離乳準備期) | |
5〜6か月 | 唇食べ期(離乳初期) | |
7〜8か月 | 舌食べ期(離乳中期) | |
9〜11か月 | 歯茎食べ期(離乳後期) | |
12〜36か月 | 歯食べ期(離乳完了期) |
8か月ごろに下顎の乳中切歯が生え始め、次いで上顎の乳中切歯が生えてきます。
一歳半健診のころには第一乳臼歯が生えてきます。奥歯磨きを始める時期です。
3歳児歯科健診のころにすべての乳歯が生えて乳歯列が完成します。
磨き残しが無いように順番を決めて磨くとよいでしょう。特に生えたての乳臼歯は汚れが残りやすくむし歯になりやいので注意が必要です。
※乳臼歯は
6歳ごろになると6歳臼歯(第一大臼歯)の萌出と切歯(下顎中切歯→上顎中切歯の順)の交換が始まります。
6歳臼歯(第一大臼歯)を大切に ・6歳臼歯は完全に生えきるまで、歯肉をかぶっているため磨きにくく、汚れがたまるため虫歯になりやすい状態です。生え始めから完全に生えるまで6か月以上かかります。 ・かぶっている歯肉を噛むと痛みがでることがあります。 ・大臼歯は溝が深いため、汚れがたまりやすく溝虫歯になりやすい歯です。シーラントが有効です。 ・生えたての永久歯のエナメル質は未成熟でやわらかく溶けやすい状態です。 |
Q.こどもの歯ブラシの選び方は?
A.こどもの口の大きさ、歯並びは絶えず変化していますので、状態にあった歯ブラシを使うことが必要です。
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